制約はアイディアを生む

先日、耳にした言葉。

”制約はアイディアを生む”

一瞬、「えっ！？ほんまに？」と思いましたが、

そういえば、以前、R社の知り合いが退職をする時に、（当時のR社の退職金は多額でしたので）

「いろいろな事ができますね。楽しみですね」

と声をかけたところ

「いや。なまじお金が無いほうがいろいろ考えられると思うねん」

と言われたことを思い出しました。

制約は、お金だけでなく、時間、人などいろいろあります。

人間の思考は、いきなり真っ白なキャンバスにアイデアを出そうとするよりも、「制約」の中で発想していくほうが、実は、効率的であり、結果的にも良いアイデアが出てくる可能性があるとも聞きました。

例えば、SNS広報の第１歩として、新入社員でブログを書いていきましょう。

と決めた時に

「なんでもいいから自由に書いて」

と言われたら、経験のない新入社員は困ってしまう。

「新入社員から見た、ココが変だよ〇〇〇（会社の名前）」とか、

「まずは自己紹介書いてみて」とか、

ある程度のガイドラインがあったほうがイメージがわく。

これが、細かすぎたら意欲を失せてしまうので、要注意。

ハーバード大学の研究で、

制約が創造性とイノベーションに及ぼす影響に焦点を当てた、145件の実証研究の結果を調べたそうです。すると、適度な制約を課されたほうが好ましい結果が生まれやすいことがわかったそうです。

この現象は、個人に関しても、チームや組織に関しても見られました。

制約が過度に大きくなったときにはじめて、創造性とイノベーションへの悪影響が出たそうです。

制約があったにもかかわらず成功したのではなく、制約があったおかげで成功できた。

制約が挑みがいのある課題を生み出し、エネルギーを注ぐべき対象を絞り込む役に立てば、イノベーションが後押しされる、そうです。

検討した数々の研究結果によると、新しいものをつくり出すプロセスに制約がないと、人は現状に満足し、最も安易な道を歩む。よりよいアイデアを見出そうと努力するのではなく、最も簡単に思いついたアイデアでよしとしてしまうという見解になったそうです。

ということは、このコロナという現象は、

過度かもしれませんが、あらゆる方に制約、負荷をかけています。

この制約の中で何ができるか？は、その方次第で考えていけるのではないか？

ここで大切なのは、全ては自分の思考から。

ということ。

私自身もビーラブカンパニーもこの制約の中、「今、私たちにできる事」を思いっきり考えていきたいと思うのです。

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