わからないことをわからないと言える強さ

MG研修の決算をするマトリックス会計表で、最後28列とヘ行の合計が合うかどうか検算をする。

初心者の時は、その瞬間ドキドキする。

ここが合えば決算があっていることになる。

最初はなかなか合わない。

合わない数字を書きなさいと言われる。

が、初心者の時はその合わない数字を書かない。

「あ～、10合わないのか」と一生懸命、どこが間違えているか探す。

なかなかみつからない。

その様子を見て、ベテランの受講生とか、インストラクターに

「合わない数字を書いてください」

と言われる。

「10合わないとわかっているのに、イチイチうるさいな～」

と当時は思っていた。

「はいはい。書けばいいんでしょ。」

と思い書く。

何度かそんな経験をする中で、合わない数字を書かない時と書く時の歴然とした違いに気づく。

数字を書くと、その間違いにすぐ気づくのだ。

例えば、10合わないとすると10浮かび上がるような感じ。

その数字によっては複数個所間違えてるな。とかいろいろ気づく。

差額を書く行為は間違いを認める行為。

初心者の時に差額を書けなかった私は、間違いを認めたくなかったのだ。

が、いいも悪いも認めなければ、前には進めない。

「Instagramを自分でやっていても、フォロワーを１万人にするのに、ものすごい年月がかかるじゃないですか？

そんな無駄なことはしたくない。」

と言われた方がいました。

私は、「企業の広報にSNSを使うのに、フォロワー1万人もいりません。見てほしい方々、300人にきっちりと見ていただくと必ず効果を実感できます。

目標500人、1000人集まると大成功だと思います」

と答えた。

やりたくなければやらなくていい。

が・・・やってもいないのに、SNSを語るな。

本をいくら読んでいても、セミナーにいくらいっていてもやらなければ何もわからない。

ソーシャルリーダー養成講座を何十時間受けていても実際に行動しないと何も変わらない。

それは、他のセミナーでも、同友会のような活動でも同じです。

そして、わからないことをわからないと言える強さが大事。

知ったかぶりは、向上への機会損失だと思うのです。

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