信頼して先に信じる

好きな番組の中でカンブリア宮殿があります。

ご存知の方も多いかと思いますが、これは、いろいろな経済人を迎える大人のためのトークショー。

トークショーとありますが、ゲストに密着取材して、それまでの変遷、生き様、工夫などを紹介していく番組です。

ドキュメントって面白いですよね。

毎週、だいたい見ています。

先日、録画をしていた、カンデオホテルズの社長の話がすごく面白かった。

神戸にはトアロードにあるカンデオホテル。

今、全国に23店舗あるんですね。

このホテルの特徴は、三つ星でもなく、五つ星でもなく、その間の四つ星ホテルであること。

部屋の広さは16～20平米でゆったりできる広さに設計されている。ベッドは最高級クラスのシモンズ社製。窓際には“小上がり”を設け、靴を脱いでリラックスできるソファを設置。豪華な朝食（別料金）もあり、値段もいたってリーズナブル。ホテル最上階にある全面ガラス張りの露天風呂など、映像を観ても魅力がいっぱい。

社長の穂積さんは、リクルート出身。

江副さんの言葉に触発され、3年間ガムシャラに働き、不動産のファンド会社へ転職、社内新事業でホテルの開発に。世界中のホテルを何千と周り、現在のホテル経営に生かされています。

さすがにコロナ禍は売上が激減。

毎月6億円のキャッシュアウトという状況に。

が、パートさんもアルバイトさんも、1人も退職者を出さないと決め、みんなでアイディアを創出し行動に移し、赤字から黒字へ。

従業員のやる気を出す独自の人事制度がある。それは、年齢・性別・学歴・国籍を問わない昇格システムで、アルバイトから役員になったスタッフもいるそう。

これ、めっちゃ興味しんしんですよね。

マニュアルも無いそうです。※これは、ビーラブも一緒（笑）

お客様が到着した時に、お客様の様子を観て、考えてウェルカムな行動をとっていく。

考える習慣をつくっていっているのでしょう。

司会の村上龍さんが、

「マニュアルなくて怖くないですか？」という問に

穂積社長が言われたこと。

「社員を信頼して先に信じています」

この言葉に痺れた。

人を信じるというのは、簡単なことじゃない。

信じて任せるのと、仕事を大雑把にふるのとでは、雲泥の違いがある。

信じるというのは、相手を観る、聞くという興味感心がベースにある。

素敵な言葉に出会えました。

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